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プロジェクト

音声・画像を統合した知的運転支援システム

(未来ビークルリサーチセンター連携融合プロジェクト)

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交通事故の原因を調べて見ると、約60%が認知ミス、25%は判断ミス、残りが操作ミスとなっている。すなわち、事故の約85%が人間の誤認識と誤判断によるものである。自動車は人が移動するために設計されているが、自動車の使用により速度が非常に速くなり、人間の情報処理限界(情報処理量の限界と情報処理速度の限界)を超えてしまう。そうすると、誤認識と誤判断が起こりやすく、事故が起こる可能性がでてくる。また、誤認識と誤判断の倍率はドライバの年齢によって異なり、若者に比べて高齢者のほうが高い傾向にある。しかし、自動車は移動のための道具として設計され、大量生産されるため、すべての年齢層のドライバに最適に対応することはほとんど不可能である。  そこで本研究では、自動車を運転するドライバ自身の安全運転に対する適正を客観的に評価してデータベース化することで、状況に応じた危険回避プロセスが自動的に作動する安全運転支援システムを開発する。本システムは以下の5つのサブシステムで構成される。

  • サブシステム1は、ドライバの状態を把握するための非接触、無侵襲計測システムであり、ドライバ自身が発する音声、車内外の環境音、あるいはドライバ自身の顔の表情や視線の動き、運転動作以外になされる各種の動作、車内外の状況等の音声・画像情報を計測し、統合、分析を行う。
  • サブシステム2は、ドライバが日常的に交通ルールを遵守しているか、1日のバイオリズムあるいは1週間を通したバイオリズムの変動がどのようなものか、渋滞等の道路状況により心理状態がどのように変化するかといった情報を蓄積しデータベース化する。
  • サブシステム3は、ドライバの個性や心理的な特徴などを分析し、事故が起き易い状態であるかどうかを知的に判断を行うシステムを開発する。
  • サブシステム4は、事故が起き易い状態であると判断された場合に音声により警告を発する、あるいは音楽によるリラクゼーションにより心理的な抑圧状態を軽減するシステムを開発する。これらのシステム構築とは別に、ドライバからもたらされる音声・画像情報を基にしたドライバの心理状態の分析が妥当なものであるか否かを、脳波、血圧、発汗などのヒューマンセンシング技術を用いた実験により検証する。
  • サブシステム5では、運転中の携帯電話使用禁止に伴う代替手段として、ハンズフリー音声入力インタフェースを開発する。特にユーザに使い勝手のよいインタフェースの設計を検討する。

関連情報

未来ビークルリサーチセンター 第5回シンポジウム
名古屋モーターショー2005に出展


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Last-modified: 2019-08-01 (木) 17:07:08 (1059d)